お気に入りのバイクをいつまでもきれいに使っていくために、欠かせないのが日々のメンテナンスです。メンテナンスを定期的にしっかり行っておくことで、部品の買い替え期間を延ばすことができ、維持費用を抑えられます。
今回は誰でも簡単にできるバイクのメンテナンス方法をご紹介します。メンテナンス方法で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
チェーンは日々コツコツ磨きましょう
タイヤやチェーンなどの足回りメンテナンスは、バイクの機動性に関して非常に重要な役割を担っています。チェーンはエンジンの動力を後輪に伝える部品です。バイクのチェーンが錆びてしまう大きな原因は、持ち主が日々きちんと磨いているか否かがポイントです。毎日コツコツ磨いていれば、クリーナーを使わなくてもシリコンオイルのみで清潔に保てます。
また、チェーンを磨く場合は、オイルが飛び散らないように、床やホイールをウエスで養生するのがおすすめです。チェーンのメンテナンスをしっかり行っていれば、見た目の清潔感はもちろん、アクセルを開けたときの軽さはかなり違います。
タイヤはこまめにチェック
タイヤは1ヶ月から2ヶ月程度でだいぶ空気が抜けてきます。手で押してへこむ、タイヤの溝が減っている場合は交換の時期です。タイヤの空気圧がないと燃費の悪化や、コーナーリング時に影響を及ぼすため、こまめにチェックしておきましょう。空気入れはセルフガソリンスタンドに置いてある場合が多いので、そこで空気を入れさせてもらうのが無難です。適切な空気圧はほとんどの場合、チェーンカバーに書いてありますが、定期的に空気圧を測定し、規定値に合わせられるクセをつけておきましょう。また、バイクを保管するときは、紫外線を避けるための車体カバーをかけるのがおすすめです。
意外と簡単なオイル交換
オイル交換は約3,000kmから4,000km走行時か半年ごとに交換するのがベストと言われています。オイル交換の作業自体は道具が揃っていれば簡単な作業です。まず、エンジンオイルの量や汚れ具合を確認し、エンジンオイルを排出させます。次にボルトとワッシャーを外し、新しいエンジンオイルを注入できれば完了です。オイルフィルターは、オイル交換時の2回に1回程度のペースで構いません。また、オイルの銘柄によって特徴が異なり、耐久性やスピード、コストなど重視したいポイントによって使い分けられます。
バッテリーの交換は年に2回
バッテリーは電気類を機能させるための部品です。電源が入っていないことを確認し、安全に作業を進めましょう。バイクの使用電流量に比例しやすく、密閉式のバッテリーを使う人が多いようです。密閉式のバッテリーは高価で、一度でも充電を絶やすと復旧が困難です。さらに、電圧の変化を起こしやすくなり、さまざまなトラブルにもつながってしまいます。バッテリーの交換時期は2年に1回程度です。種類によって充電式のものとそうでないものまであるので、使用するときは注意しましょう。
電気回路には欠かせないヒューズ
ヒューズはバッテリーから余分な電流を遮断し、保護する働きがあります。電気回路に耐え切れないほど大きな電流が流れてしまうと、バッテリーが破損してしまい手遅れになってしまう可能性が高いです。ヒューズに強い電流を流すことで、強制的に電気回路を遮断して、必要以上に電流が流れるのを防ぎます。バイクのヒューズは飛ばしてしまうと、修理や交換が必要になります。ヒューズの交換をしない限り、その電気回路は復活しません。ヒューズが飛んでしまう前に、端子部分の錆びや異常がないか定期的にヒューズを取り外して確認しておきましょう。
安心・安全につながるグリスアップ
ブレーキはレバーのグリスアップやフルード、パッドの交換などを定期的に行う必要があります。その中でもグリスは、バイクのメンテナンスで使用する潤滑剤です。鉄やアルミなどの金属同士で触れ合うバイクの素材は、必然的に摩擦が発生し、その熱で削り合います。部品が削れるのを防ぐのがグリスです。グリスアップすることで部品を長持ちさせ、買い替え期間を延ばせます。新車バイクにはグリスが事前に塗ってあることがほとんどですが、部品一つひとつに塗ってあるグリスは非常に薄いです。つまり、こまめにチェックしておかないと、グリスの消耗に気が付かず、水や汚れが入りやすい環境を作ってしまいます。
メンテナンスしないと危険なブレーキフルード
ブレーキフルードとはブレーキオイルのことです。エンジンオイルのように、日が経てば経つほど劣化し、なくなると気泡が発生しエア噛みの原因になります。また、ひどい場合には、ブレーキ操作に影響を及ぼす可能性もあり、非常に危険です。メンテナンス期間は走行1万~2万kmまたは1~2年に1回と言われています。ブレーキが作動しなくなると、万が一の事故につながりかねませんので、忘れずにチェックしましょう。
まとめ
バイクのメンテナンス不足は、買い替え時期を早めるだけでなく、部品の劣化によってうまく作動せず、万が一の事故を引き起こす危険性があります。安心してバイクを利用するには、定期的なメンテナンスが必要です。こまめな部品チェックを忘れず、素敵なバイクを楽しく乗りこなしましょう。
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